向かうはLKメトロだ!

向かうはLKメトロだ!

Dを見送って8時を過ぎた頃、弟を誘って朝食を食べに行くことにした。ネットに出ていたAPEXホテルの朝食。ブッフェ形式でブレックファーストが安く食べれるようだったので行ってみる。150Bを払って中に入り、早速好きな物をお皿によそってテーブルにつく。

「昨日どうなった?ママ戻ってきた?」

「戻ってきたよ。超早かった。20分ぐらいで戻ってきたよ」

「へー。どこに住んでんの?」

「知らないけど、自分の車で来てた笑」

「そうなの?ママすげえな笑 金持ってるなあ」

「オレらより稼いでるかもね笑」

「まだおっぱい拭くんでしょ?笑」

「拭く。止まらねー」

「笑える。舐め過ぎなんだよ。唾液つけすぎなんじゃね?笑」

「そんな舐めてないよ!人並みだよ、人並み笑」

「人並みってどんぐらいだよ?笑」

「知らん」

「やっぱ舐め過ぎだな笑」

「それより、小リスちゃんはどうだった?」

「まあまあ良かった」

「お、いつも普通って言うのに珍しいな」

「なかなか楽しかったんで。」

「また呼ぶことはある?」

「うむー。無きにしも非ずだな」

「Nに続いて小リスか。ギンザ好きとは日本人だな笑」

「それ関係ないだろ笑」

「そう?オレ日本人だから今日ギンザに行きたい笑」

「あっちゃん?」

「そう。もう一回あっちゃんに会いたい笑」

「ママは?」

「今日はママじゃなくていい。」

「いいねぇ。今日も明日もママじゃなくていいよ」

「明日はわからん笑」

「もういいよ、ママは」

「なんでだよ笑」

「いや、ママがどうとかじゃなくて、先に相手を決められるとプレッシャーがすごいんだよ笑」

「なんのプレッシャーだよ?」

「早く相手決めろよ的な笑」

「そんな事思ってないから笑 そんな感じするか?一緒に飲んで楽しんでるけど」

「いや、すげえぞ圧が笑」

「いいよ、ゆっくり選んで笑」

「そっちはさ、アホみたいにホイホイすぐ女の子決めちゃうから分かんないんだよ、この圧が。ハンパねぇぞ笑」

「そんな事言われても笑 なんとも思ってないし」

「そっちはそうでも、こっちはプレッシャーがすげえんだよ」

そう言われてみると、今までで弟が先に相手を決めたことがなかった。いつも私が決めて弟の相手を探すパターンだ。とはいえ、こっちは何とも思ってないし、気にする必要もないのに。そう思って席を立ち、次は何を食べようかと物色しに行った。

朝から腹が膨れるほど食べ、さらに食後のデザートとコーヒーを飲む。しばらくのんびりしながら、この後の予定などを決めてホテルへ戻ることにした。

日中の遊びからホテルに戻ってシャワーを浴び、休む事なくホテルを出る。今度は夜遊びのための外出だ。夜になれば迷わずウォーキングストリートに向かっていた我々だが、今日はLKメトロのゴーゴーバーを覗いてみようという話になり、ブッカオ方面まで歩いて行く。バービアがひしめく通りを物珍しげに歩く。昼間に通っていた道でも夜は全く別の世界になっており、歩く事に退屈しなかった。

夜のLKメトロに到着する。想像とは違って少し薄暗い印象を受けた。ネットで知ったバーの名前がひしめきあって並び、それぞれにネオンも点灯しているが、煌びやかさが無い。通りを見てすぐに、ここはウォーキングストリートのゴーゴーバーとは違うと感じる。

まずは適当に入ってみようと、CRYSTAL CLUB に入店する。席に案内されて座り、ビールをオーダーする。先客が1人だけで少し寂しく感じたが、店内は思いのほか明るくて女の子達がよく見える。客が少ないのは時間が早いからなのか、それとも普段からこの程度なのか、そんな事を考えながら好みのコが居ないかとステージを見る。なんだか感じが違う。無表情でゆらゆら揺れるだけの私の見慣れたステージとは違い、皆楽しそうにしている。目が合えば笑顔を返してくる。こちらも楽しい気分になってくる。

どこからともなく、一人の女の子が私の前に来た。私の隣りに座っていいかと笑顔で聞く。細身で美人顔だがニコニコしていて可愛らしい。歳は20代後半かもしれない。好みのタイプだ。迷わず隣りに座ってもらう。

「どこから来たの?」

「日本から」

「ここは初めて?」

「初めて」

こことはパタヤのことかバーのことか分からないがとりあえずそう答える。

「仕事?休み?」

「休み。明後日日本に帰る」

そう答えると彼女は突然立ち上がって私の太腿に跨がってきた。この旅初にして2度目のおっぱいパブスタイルだ。彼女もニコニコしていて可愛いしテンションが上がってきた。彼女にドリンクを勧めてから遠慮なくお尻に手をまわす。今回も小ぶりでスベスベで気持ちがいい。彼女がオーダーしたドリンクが届くと、そのお礼と言わんばかりに口移しで私にドリンクを飲ませた。おいおい、弟が隣りで見てるからやめなさい。と思いながらも受け入れる。やばい、楽しい。ソンも盛り上がってきたようだ。

「やばい!楽しすぎる!オレもうこのコでいいんだけど!」

「えー⁉︎もう⁉︎」

「なんかエロくて最高笑」

「まだ1軒目だよ⁉︎ちょっと待ってよ。早いんだよ!」

「あ、そう?誰か気に入ったコ居ないの?」

「いないよ。。」

そう言われてふと、先に決められるとプレッシャーがすごい、という今朝の話を思い出す。

「じゃあ1回出るか。」

「すまんね笑」

確かに、LKのゴーゴーバーを見て周ろうとわざわざ来たのに、1軒で終わるのも忍びない。そう思って一旦バーを出ることにした。

「どこに行くの?」

「他のバーを周ってくる。彼のレディーを探す」

「戻ってくる⁉︎」

「うん、戻ってくる!」

そう言って跨がる彼女を下ろし、チェックビンをする。100Bのチップを彼女に渡して店を出た。

「いやぁーLKもいいね!」

「いいね、じゃねーよ。早過ぎるんだよ」

「しょうがないじゃん。巡り逢っちゃうんだもん笑」

「いやいや、あの程度ならいっぱいいるから。もうちょっと探そうよ。。」

「いないよ!なかなか良かったじゃん!」

「普通でしょ。大丈夫?ちゃんと見えてる?笑」

「見えてるよ!」

「まあまあ、まだ他にいっぱい居るから次行こ!」

「いっぱいは居ないよ。。」

そう言われて渋々次のバーに行く。ウロウロと様子を見ながら歩き、結局となりのBACHELORに入る。以前読んでいたブログにBACHELORが頻繁に登場し色々と想像していたが、想像とはやはり違うもので、思いのほか小さなバーだった。それでも、あぁこれがバチェラーかぁと少し感動する。ステージ上の女の子が少ないお陰か、一人ひとりのダンススペースが確保され、やはり楽しそうに踊っているように見える。ぎゅうぎゅう詰めのウォーキングストリートとはやはり雰囲気が違う。ステージ上に少し気になるコがいたので見ていると、目が合ってニコリとこちらに笑顔をくれる。

「居るね、居るねぇ!かわい子ちゃんが笑」

「いやいや、居ないから!ちゃんと見えてないでしょ⁉︎」

「見えてるよ!」

「そもそも女の子少なくね?」

「まあ、少ないけど全然選べるぞ笑」

「いやオレは無理だ。選べる気がしない」

「ダメ?次行く?」

「行く」

頼んだビールを2、3口飲んだだけでチェックビン。次のバーに向かう。

Champagneに入ってみる。ビールを頼んでステージを見る。女の子がやはり少ない。まだ客もまばらで寂しい雰囲気だ。聞くまでもないが弟に様子を聞く。

「どう?」

「。。。飽きた」

飽きたってまだ頼んだビールも届いてないのにか⁉︎

「飽きたって。。笑 早いよ、ちゃんと見てる?探してる?笑」

「見てるよ!見たけど一瞬で居ない笑」

「じゃあ出る?」

「出る笑」

ビールが届くのを待って、やはり口を付けた程度でチェックビン。バーの外に出た。

「ダメだ。選べる気がしない。」

「まあ確かに女の子が少ないな笑」

「ウォーキング行く?笑」

「オレの彼女が待ってるのに?笑」

「誰だよ、彼女って?」

「クリスタルのコ笑」

「待ってねぇから笑 それよりあっちゃんが待ってるぞ笑」

「あ、そうだった。忘れてた笑 オレあっちゃんに会いたいんだった笑」

「じゃあウォーキング行く?」

「行く笑」

もっと時間があれば、ここでゆっくり飲みながら女の子を選ぶのも楽しそうだ。だが休暇の少ない我々にとっては短時間で沢山の女の子を見れるウォーキングストリートの方が便がいい。ここはまた次の機会にということで、ウォーキングストリートへ向かうことにした。あっちゃんに会えるだろうか。

ウォーキングストリートに着いて煌びやかなネオンと人混みを見ると、なんだかホームに戻ってきたような気持ちになった。我々は早速GINZAへ向かった。GINZAのコスチュームであるセーラー服が見えてきたので、まずは呼び込みをしている女の子をチェックする。BとNは今日も居ないようだ。これで問題はない。安心して店内に入る。

席に座ってビールを頼み、あっちゃんを探す。

「ねえ!あっちゃん居ないぞ⁉︎」

「ははっ ほんとだ笑 あんな所でうつつ抜かしてるからだろ笑」

「おのれ、図ったな?笑」

「てか、小リスちゃん韓国人に取られてる笑」

「ホントだ笑 あれ⁉︎私服じゃん。ペイバー済みじゃないの?」

「あれ⁉︎その隣りのコ、昨日俺が呼んだ可愛いコじゃない?」

「うわっ ホントだ!あの二人韓国人に連れてかれる笑」

話をしていたその矢先に当の4人が立ち上がり、ぞろぞろとバーを出て行った。

「お前の小リスちゃん連れ去られたぞ笑」

「それよりすげぇな韓国人。あのコとどうやって話すんだろ笑」

「愛に言葉は要らないんだよ笑」

「愛がないから言葉は要らないんだよ」

「なるほど、うまい笑」

あっちゃんも小リスちゃんも居ないGINZAには用が無い。またも頼んだビールを残して早々に退店する。次はどこに入ろうかとぶらぶらと歩き、通りを少し戻ってALCATRAZに入ってみる。隣りのFAHRENHEITには何度も行っているのに、ここALCATRAZにはなぜか入った記憶がない。

広々とした店内に客が数人いる程度で、なんだか寂しい。だがステージにもその周りにも女の子は結構な人数がいる様子。席にも余裕があるので落ち着いて飲めそうな雰囲気だ。ビールをオーダーしてから、まずはステージ上をチェック。全員の顔まで確認することは出来ないが、スタイル、雰囲気だけでなら何人も選べそうなコがいる。

「居るね、居るねぇ!笑」

「居るのかよ!笑」

「オレは今日ここに骨を埋める笑」

「もう誰か見つけたの⁉︎」

「いや、まだ。でも気になるコがいる笑」

ステージ上の女の子をチェックして、既に1人の候補を選んでいた。細身で小ぶりのお尻。長い手足。後ろ姿は完璧だ。ゆらゆらと揺れるだけのものとは違い、しっかりと踊っている。彼女のスタイルと踊りがマッチしていてとてもセクシーに見える。だが我々とは反対方向を向いて踊っているため、彼女を正面から確認出来ない。

「どのコ?」

「あそこ。向こう向いてちゃんと踊ってるコ」

「あの髪の長いコ?」

「そうそう。どう?なんかいいでしょ?」

「いや、顔分かんねーし笑」

「そういう事じゃない。雰囲気の話だよ笑」

「知らんけどちゃんと見て選ぶように笑」

「いつもちゃんと見てるよ笑」

そう言って、彼女のセクシーな踊りを楽しみながらビールを飲む。これが大人のゴーゴーバーの楽しみ方だ、などと一人悦に入る。

さあ、早くその顔を見せておくれよ、ベイビーちゃん。

(次回に続く)